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お金の不安で眠れない社長へ。今夜できる3つのこと

お金の不安で眠れない社長へ。今夜できる3つのこと

夜中に頭から離れないお金の心配

布団に入ってから、ふと頭に浮かんでくる。 「来月の支払い、足りるかな」 「あの工事、まだ入金になってないよな」 「この調子で、今年の税金は払えるんだろうか」

一つひとつは小さな心配でも、夜になるとそれが次々につながって、頭の中をぐるぐる回る。眠れないまま朝を迎えて、疲れた頭でまた1日が始まる。心当たりのある社長さんは、きっと多いはずです。

実は、この不安の正体は「お金が本当にないこと」よりも「分からないこと」であることが多いです。今いくらあって、いつ何が出ていくのか。それがはっきり見えていれば、不安はだいぶ軽くなります。逆に、見えていないからこそ、頭の中で心配が膨らんでしまうのです。

今夜からできることは、むずかしい会計の勉強ではありません。紙とペン、あるいはスマホのメモでできる、3つの小さな作業です。

1. 今、使えるお金を全部書き出す

まず、会社名義の口座(普通口座、事業用の口座など)の残高を、すべて書き出してみましょう。事業に使っている口座が複数あるなら、1つに絞らず全部です。

「だいたいこれくらい」で済ませず、実際の数字を見ることが大事です。アプリやネットバンキングでログインすれば、数字自体はすぐに分かります。ここで出た合計が、今この瞬間に使える「手元のお金」です。

売上がいくらあったか、今年いくら儲かったかは、この段階ではまだ考えなくて大丈夫です。大事なのは「今、手元にいくらあるか」だけです。

2. 今月・来月の支払い予定を並べる

次に、これから出ていくお金を書き出します。

  • 材料代や外注費の支払い
  • 職人さんやスタッフへの支払い
  • 車のローン、リース代
  • 保険料、税金の支払い
  • 自分の生活費

カレンダーに「いつ」「いくら」を書き込むイメージです。細かい金額が分からないものは、おおよその目安でかまいません。完璧な表を作ることが目的ではなく、「今月と来月、だいたい何が出ていくか」が見える状態にすることが目的です。

この作業が終わると、「1の手元のお金」から「これから出ていくお金」を引いた、おおよその見通しが立ちます。これだけで、心配の輪郭がはっきりします。「何が心配なのか分からない」状態から、「この日のこの支払いが気になっている」という状態に変わるのです。

足りなそうでも、今夜はそれでいい

書き出してみて、「ちょっと厳しいかも」と感じることもあると思います。でも今夜の目的は、対策を考えることではありません。まず「見える」状態にすることです。見えた上でどうするかは、また別の日に、頭がすっきりしているときに考えれば十分です。

3. 相談できる先を1つ決めておく

最後に、もし本当に厳しくなったときに相談できる先を、1つだけ決めておきましょう。

多くの場合、それは税理士です。税金の計算をしてもらう人、という印象が強いかもしれませんが、資金繰りの見通しについても相談できる相手です。今すぐ連絡する必要はありません。「困ったときはここに電話する」と決めておくだけで、気持ちの支えになります。

まだ付き合いのある税理士がいない場合は、商工会議所や地域の支援機関でも、お金の相談先を紹介してもらえることがあります。制度や窓口は変わることがあるので、最新の情報は税理士や窓口に確認してみてください。

お金の心配は、1人で抱えていると大きくなりがちです。相談先が1つあるだけで、「いざとなれば聞ける人がいる」という安心感につながります。

まとめ

  • 口座の残高を全部書き出し、今使えるお金をはっきりさせる
  • 今月・来月の支払い予定をカレンダーに並べる
  • 困ったときに相談できる先(税理士など)を1つ決めておく

今夜、紙1枚に書き出すだけで、頭の中をぐるぐる回っていた不安が、少し整理された形に変わります。まずは数字を「見える」ようにすることから始めてみてください。