2026年8月16日
税金の支払いは突然来ない。年間カレンダーを作ろう
「突然」に感じる、本当の理由
「税金の支払い通知が来て、慌てて数百万円をかき集めた」という話を、工務店の社長からよく聞きます。でも、税金の支払い時期は毎年ほぼ決まっています。突然来ているように感じるのは、税金そのものが予測不能だからではなく、いつ・いくら出ていくかを社長の頭の中にしか持っていないからです。
頭の中の記憶は、現場が忙しくなるとあっさり後回しになります。だからこそ、頭の外に「年間カレンダー」として書き出しておくことが、資金繰りの安心につながります。
工務店にかかる主な税金
小さな工務店・一人親方に関わる税金には、次のようなものがあります。
- 消費税(受け取った消費税から払った消費税を引いた差額を納める)
- 所得税(個人事業主の場合)または法人税(法人の場合)
- 住民税
- 固定資産税(事業用の車両や機械、不動産を持っている場合)
それぞれ納める時期や金額の決まり方が違い、事業の形態や規模によっても変わります。「うちはいつ、何を払うのか」を正確に把握するには、顧問の税理士や税務署・市区町村の窓口に確認するのが一番確実です。
カレンダーの作り方は、むずかしくない
高機能な会計ソフトは要りません。壁掛けカレンダーでも、スマホのカレンダーアプリでも、スプレッドシートでも構いません。やることは3つだけです。
1. 去年の納付書を引っ張り出す
去年、実際に税金を払った月と金額が書かれた納付書や振込明細が、どこかに残っているはずです。それを探すところから始めます。
2. 「払った月」をカレンダーに書き込む
見つかった納付書の日付を、そのままカレンダーに転記します。「去年払ったなら、今年もだいたい同じ時期に払う」という前提で、まずは仮の予定として置いておきます。正確な時期や金額は年によって変わることもあるので、あくまで目安です。
3. 支払い月の1〜2ヶ月前に「確認する日」も書き込む
支払い当日ではなく、その前に「金額を確認する」「税理士に聞く」という予定を先に入れておくのがコツです。直前に慌てないための、いちばん効果的な一手です。
見るのは、月に1回でいい
カレンダーを作ったら、毎月1回、月初にでも見返す習慣をつけます。「今月は何もない月」「再来月は消費税の月」とわかっているだけで、その月の入金と出金の計画が立てやすくなります。手元のお金に余裕を持たせておくべき月が、事前にわかるようになるからです。
まとめ
- 税金の支払い時期は、頭の中でなくカレンダーに書き出しておく
- まずは去年の納付書を探して、払った月を転記するところから
- 支払い月の1〜2ヶ月前に「確認する日」も予定に入れておく
- 具体的な時期や金額は人によって違い、制度も変わるので、最新の情報は税理士や税務署・市区町村の窓口で確認を
来月のカレンダーに、まずは1件、去年の納付月を書き込むところから始めてみてください。