小さな工務店の
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口下手でも選ばれる。喋らない営業という考え方

口下手でも選ばれる。喋らない営業という考え方

「営業トークが苦手」は弱点じゃない

現場一筋でやってきた社長さんの中には、「自分は口下手だから営業に向いていない」と感じている方が少なくないと思います。お客さんの前でうまく話せない、セールストークが出てこない、沈黙が気まずくてつい早口になってしまう。そんな自分を責めていませんか。

でも、リフォームや工事を頼むお客さんが本当に見ているのは、話のうまさではありません。「この人に家を任せて大丈夫か」という一点です。むしろ立て板に水のようにペラペラ喋る営業マンには、「売り込まれている」と身構えてしまう人も多いものです。朴訥でも、誠実に受け答えする職人上がりの社長の方が、かえって「この人は信用できそう」と感じてもらえることがあります。口下手は弱点ではなく、活かし方次第で武器になります。

喋らなくても伝わる3つの工夫

とはいえ、何もしなくていいわけではありません。喋りの上手さの代わりに、次の3つを整えることで、口下手なままでも信頼は積み上がっていきます。

1. 正直に「わからないことはわからない」と言う

その場で答えられないことを無理に取り繕わず、「持ち帰って確認します」と正直に伝える。これだけで、誠実な印象はぐっと強まります。知ったかぶりでごまかす方が、あとで信頼を失うリスクが大きいものです。

2. 説明は「ゆっくり・具体的に」

流れるように話す必要はありません。工事の内容や見積の中身を、一つひとつゆっくり、具体的な言葉で説明する。専門用語を使うときは、「これは〇〇のことです」と一言添える。テンポの良さより、お客さんが理解できたかどうかが大事です。

3. 見せ方で語らせる

自分の口で説明しきれない部分は、資料に語ってもらいましょう。過去の現場写真、工事の工程がわかる資料、お客さんからいただいた声などを、見積書や提案書に添えるだけで、口数の少なさを補ってくれます。話術ではなく、見せ方の準備で勝負するという発想です。

「聞き役」に徹するという選択肢

口下手な人が意外と得意なのが、話すことより「聞くこと」です。お客さんの困りごとや希望をじっくり聞き、うなずきながらメモを取る。それだけで「ちゃんと話を聞いてくれる人」という印象を持ってもらえます。営業が苦手な社長ほど、無理に喋ろうとせず、聞き役に徹する方がうまくいくことがあります。

質問を用意しておくと、聞き役はやりやすくなります。「今のお住まいで、一番困っていることは何ですか」「工事の希望の時期はありますか」といった、答えやすい質問を3つほど決めておくだけで、沈黙を怖がらずに会話を進められます。

今週やってみること

まずは、次にお客さんと会うときに使う資料を1つ見直してみてください。現場写真を1枚追加する、工程の流れを簡単な図にする、それだけでも「見せ方で語る」練習になります。口で説明しきれない分を、資料が代わりに話してくれるはずです。

まとめ

  • 口下手は弱点ではなく、誠実さが伝わればむしろ信頼につながる
  • 「わからないことは正直に言う」「ゆっくり具体的に説明する」「資料で見せる」の3つを意識する
  • 喋るより「聞き役」に徹する方がうまくいくこともある
  • 今週は、お客さんに見せる資料を1つ見直すところから始めてみましょう

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