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チラシは言葉から。AIと一緒に「困りごと」を拾う書き方

チラシは言葉から。AIと一緒に「困りごと」を拾う書き方

チラシ、デザインから作っていませんか

チラシを作ろうとすると、つい「かっこいい写真」「目立つ色」「大きな文字」といったデザインの話から入りがちです。もちろん見た目も大事ですが、その前にもっと大事なものがあります。それは「言葉」です。

お客様がチラシを手に取って最初に読むのは、デザインではなく文章です。そこに自分の困りごとが書かれていなければ、どんなに綺麗な紙面でも読み飛ばされてしまいます。

今回は、そのチラシの文章づくりをAIと二人三脚で進める方法についてお話しします。

「お客様の困りごと」から書き始める

チラシの文章がうまく書けない社長さんの多くは、「自社の強み」や「工事の内容」から書き始めています。断熱材がいい、実績が多い、価格が明瞭…。もちろんどれも大事な情報ですが、それは会社側の都合です。

お客様が知りたいのは、まず「自分の悩みが分かってもらえるかどうか」です。

  • 「冬になると脱衣所が冷えて、お風呂に入るのが億劫」
  • 「キッチンの床がふわふわして、なんとなく不安」
  • 「雨の日に、玄関の段差で滑りそうになる」

こうした具体的な困りごとを、チラシの一番上に置くだけで、読まれ方が変わります。自分ごととして受け止めてもらえるからです。

AIに手伝ってもらう順番

とはいえ、こうした「困りごとの言葉」を自分だけでたくさん思いつくのは大変です。ここでAIに手伝ってもらいます。順番はこんなイメージです。

  1. 社長が現場のメモを渡す 実際にお客様から聞いた言葉や、現場で感じたことをそのままAIに伝えます。「お客様が寒さをこう表現していた」といった生の言葉が一番の材料になります。
  2. AIに困りごとの候補を出してもらう そのメモをもとに、似たような悩みを抱えていそうなお客様の言葉をいくつか候補として出してもらいます。
  3. 社長が選んで直す 出てきた候補の中から、実際のお客様の感覚に近いものを選び、言い回しを自分の言葉に直します。

ここで大事なのは、AIに「一から考えさせる」のではなく、「社長が持っている現場の感覚を、言葉にする作業を手伝ってもらう」という順番です。新入社員に仕事を教えるときも、いきなり丸投げはしませんよね。まず材料を渡し、たたき台を作らせ、社長が確認して直す。それと同じ流れです。

見出し・本文・締めの3つに分けて頼む

文章全体を一気にAIに頼むと、当たり障りのない仕上がりになりがちです。おすすめは、パーツごとに分けて頼むことです。

  • 見出し「こんな困りごと、ありませんか?」といった、お客様の言葉に近い問いかけ
  • 本文その困りごとがなぜ起きるのか、放っておくとどうなるかを、専門用語を使わずに説明
  • 締め次にどうすればいいか(相談・見学・電話など)を一言で

このようにパーツを分けて依頼すると、AIが出す下書きの精度も上がりますし、社長がチェックする箇所もはっきりします。

最後の判断は社長の仕事

AIが作るのはあくまで下書きです。実際にチラシに載せる言葉として使うかどうか、どの困りごとを選ぶかは、社長が現場で感じてきた肌感覚で決めるものです。ここを飛ばしてAIの文章をそのまま使ってしまうと、どこかで見たような、地域に根ざしていない言葉になってしまいます。

金額の判断や、お客様との関係づくりが最後まで社長の仕事であるのと同じで、チラシの言葉も「誰の悩みに向けて書いているか」を最後に決めるのは社長です。AIは、その判断のための材料を素早くたくさん出してくれる存在だと考えると、付き合い方が見えてきます。

まとめ

  • チラシはデザインより先に、言葉から作る
  • 見出しに置くのは自社の強みではなく、お客様の困りごと
  • 現場のメモ→AIに候補出し→社長が選んで直す、という順番で進める
  • 見出し・本文・締めをパーツごとに分けて頼むと精度が上がる
  • 最後にどの言葉を選ぶかは、社長にしか決められない仕事

今週配るチラシの見出しを1つだけ、お客様の困りごとの言葉に書き換えてみることから始めてみませんか。